ボリス・チャイコフスキーについての覚書

旧ソ連の大作曲家ボリス・チャイコフスキーについて熱く語ってみようか。

ボリス・チャイコフスキーって?

旧ソ連後半を代表する作曲家。1950年代から1980年代にかけて主に活躍。ショスタコーヴィチの高弟として有名で,旧ソ連時代,地元ではなかなか人気があったらしい。少し忘れ去られていた時期もあったらしいが,ここ最近,録音が増えて,主要作品のほとんどが聴けるようになり,その胸を熱くさせる音楽にファンが急増中?師ショスタコと並び称される日も近いか?ちなみにピョートル・イリイチとは血縁も何もないが,アレクサンドル・チャイコフスキーは甥。

どちらかというと寡作の作曲家。オーケストラものとしては,交響曲4曲のほか,ヴァイオリン,チェロ,ピアノ,クラリネットのための協奏曲が1曲ずつと管弦楽のための作品数曲,それから室内オケのための曲がいくつか。室内楽は,6曲の弦楽四重奏曲のほか,ヴァイオリン・ソナタ,チェロ・ソナタ,ピアノ・トリオ,ピアノ五重奏曲など。変則的な編成の曲もいくつか。声楽曲が若干。ピアノ曲も少ない。オペラやバレエはほとんどないが,ラジオ・ドラマ,アニメ,映画のための音楽は山のように書いているらしい。

作風は,ロマン派の残照のような初期作品を除いてきわめて個性的だが,調性感は残されており,いわゆるゲンダイオンガク的な難解さはない。ショスタコ晩年の作品群についていければ十分に楽しめるレベル。簡単にまとめてしまうと,ロシア伝統の哀愁のメロディを現代的技法でまとめ上げ,現代人の心をダイレクトに揺さぶる音楽。あとは聴いてみて。

ボリス・チャイコフスキーの生涯
生涯と作風の変遷など。

作品
作品の一覧とコメントなど。

周辺の人たち
作曲者と関わりのある人たちの紹介。

リンク
ボリス・チャイコフスキー協会のページ(露,英)
あらゆる情報満載の優秀なページ。
Onno van Rijenさんのページ(英)
映画音楽なども網羅した作品表。