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マスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」

マスカーニ 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」

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マスカーニ(1863-1945)の代表作。1890年初演。ヴェリズモ・オペラの代表作とされている。何といっても「間奏曲」が有名だがオペラも人気作。マスカーニという人,一発屋かと思っていたが,確かにオペラはこれ以外に上演されることはほとんどないようだが,生前は,指揮者や教育者としてかなり活躍していたらしい。

この作品,間奏曲だけではなく,冒頭から美しいメロディの洪水。登場人物が庶民しか出てこないという設定も含めて,当時聴衆が熱狂したことがよく理解できる。1時間を超えるくらいの短い作品だが,充実度は高い。歌もすぐに覚えられそうな単純なものが多く,大衆向けオペラの傑作といった感じか。

チューリヒ歌劇場で2009年に上演されたものを見た。サントゥッツァ役のマロックが素晴らしい。やや声がヒステリック気味になるところも,この役にあっているような気がする。トゥッリッドゥ役のクーラはよく声が響く。少し軽い感じも悪くない。それから,合唱がとてもきれいなのもよい。

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ドニゼッティ 「ランメルモールのルチア」

ドニゼッティ 歌劇「ランメルモールのルチア」

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最近は,NHKのオペラ放送を録画しておいて時間があるときに見ていることが多いが,これについても簡単な印象と基本知識をメモしておくことに。

「ランメルモールのルチア」は,19世紀前半のイタリアオペラ作曲家ドニゼッティ(1797-1848)の代表作(1835)。第2幕のルチアによる「狂乱の場」で知られるベルカントオペラの最高峰。

今回見たのは,2008年のMETのライブビューイング。スコットランドの暗いどんよりした雰囲気が一貫していて,ちょっと長く感じた。音楽もやや単調。でもドニゼッティは,こんなオペラを70作も書いているというのだから,そもそも凝った音楽をつけようという発想すらなかったのだろう。

ルチア役は,ネトレブコ。この人の声は,なんか鼻にかかたようなスッキリしない感じがして,個人的にはあまり好みでない。エンリーコ役のキーチェン,エドガルド役のベチャワはなかなか力強くてよかった。ほかのオペラで聴いてみたいところ。

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