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ビルスマのボッケリーニ

14_2ボッケリーニ チェロ協奏曲第7番 ト長調 G480 シンフォニア 変ロ長調 Op21-5G497 チェロ協奏曲第10番ニ長調 G483 シンフォニア ニ短調 Op.12-4G506“悪魔の家”
アンナー・ビルスマ(Vc) ジーン・ラモン(指揮&Vn) ターフェルムジーク・バロック・オーケストラ

DHM箱14枚目。古典派なのに何故か古楽扱いされるボッケリーニの代表的な作品を集めたもの。

チェロ協奏曲は、先日ガイヤール盤を聴いたばかりだが、偶然にも同じ2曲が収録されている。こちらは、豊かな響きの伴奏陣と余裕綽々のソロによる優雅な演奏。ふわふわな毛布にくるまれているような心地よい演奏。ガイヤール盤と比べると、ソロとオケの絡み合いは少しおいておかれているようである(ソロをクローズアップしている録音の影響もあるかも)が、これはこれでなかなかよい。いろんな角度からも楽しい演奏になるということは、名曲の証でもあろう。

ボッケリーニのシンフォニアは、もう既に「交響曲」と訳すべきなのだろうか。あくまでも日本だけの事情だろうが、モーツァルトやハイドンの初期交響曲が「交響曲」と呼ばれて、ボッケリーニのそれが「シンフォニア」とされているのは、(それゆえにボッケリーニのCDが古楽コーナーから抜け出せないのだとうすれば)不公平というものだろう(交響曲年表参照。というのも、ここに収められているシンフォニアから、ハイドンの交響曲で感じるような、完成度の高い様式美を感じたから。演奏は、量感とスピード感を併せ持った素晴らしいもの。「悪魔の家」は、IGA盤以来だが、こちらの方がバランス感覚に富んでおり好感が持てる(というか、あらためてIGA盤を聴いてみたが、やりすぎ)。

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