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ソ連のチェロ・ソナタ集

Haensslercd93176ヴァインベルク チェロ・ソナタ第2番 ショスタコーヴィチ チェロ・ソナタ ボリス・チャイコフスキー チェロ・ソナタ
モーザー(vc) リヴィニウス(p)
haenssler CD93.175

私の偏愛する旧ソ連三大作曲家(?)のチェロ・ソナタをまとめた、それだけでも誉めてあげたくなる1枚。

モーザーは、1979年ミュンヘン生まれ、2002年のチャイコフスキーコンクールで最高位(1位なしの2位)を得たドイツの若手。ゲリンガス門下。ヘンスラーが以前出していたヴァインベルクのピアノ・トリオのCDではゲリンガスがチェロを担当していたから、その関係でお鉢が回ってきたのだろう。リヴィニウスは、1970年生まれの室内楽を中心として活躍するピアニスト。

師匠から命令されて嫌々録音したのかと思いきや、とても良い演奏に仕上がっている。チェロの音色は、どちらかというと地味で質実剛健タイプ。華やかさはないが、聴き手を常に惹きつけるだけの細やかな音楽性と集中力を持ち合わせている。先日聴いたヴァインベルク集のチャウシャン(BIS)は、スケールの大きさが魅力だったが、こちらは凝縮された力強さが印象的。特によくコントロールされた弱音での表現は、聴き手を集中させるものを持っている。ヴァインベルクは、チャウシャン盤とは甲乙付けがたいが、この作曲家の根暗なイメージにはモーザー盤の方があっている。ショスタコーヴィチは、第3楽章ラルゴの集中力が聴きもの。ボリチャイは、チェロの高音の胸が締め付けられるような音色がたまらない。


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