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ベルリン・フィルのニールセン

Emi_0946_3_94421_2_6ニールセン フルート協奏曲 クラリネット協奏曲 木管五重奏曲
パユ(fl) S.マイヤー(cl) シュヴァイゲルト(fg) ケリー(ob) バボラク(hr)
ラトル指揮 ベルリン・フィル
EMI classics 0946 3 94421 2 6

ベルリン・フィルのスターによるニールセン作品集。

ニールセンの2つの協奏曲は、特異な構成、くるくる変わる楽想、変わったオーケストレーションと、わけの分からなさに満ちていながら、何故か聴き手を惹きつける、捉えどころがない不思議な傑作。で、この名手達の録音だが、まず、フルート協奏曲は、パユの上手さは伝わるものの、フルートを極端にクローズアップしてオーケストラを引っ込めた録音のせいで、ソロとオケの絡みが味わえず、残念な結果になっている。クラリネット協奏曲は、録音の点では幾分改善されているし、ザビーネ・マイヤーの安定したソロも見事だが、オケともども真面目すぎるような印象。この曲ではもう少し「愉悦感」が欲しいところ。

このCDの一番の聴きものは、木管五重奏。これもいたって正直なアプローチではあるが、美しい音色、アンサンブルは見事だし、ダイナミクスの幅の大きさには脱帽。ppでもffでも自在に楽器をコントロールできるこの5人ならではであるし、しかもそれを事もなげにしてしまっているところが凄い。安心してニールセンの最晩年の境地に浸れる好演奏。

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