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グリーグのピアノ曲の管弦楽用編曲集

Naxos8557854グリーグ ピアノ曲の管弦楽用編曲集
スロッテルより(ソンメンフェルト編) ノルウェー舞曲(ジット編) ノールロークのための葬送行進曲(ハルヴォルセン編) 人々の生活の情景より通り行く婚礼の行列(ハルヴォルセン編) バラード(トヴェイト編) 叙情小曲集第5集より鐘の音(グリーグ、ザイドル編)
エンゲセト指揮 スコティッシュ・ナショナル管
Naxos 8.557854

先日ピアノ曲で感銘を受けた「バラード」について、トヴェイトが管弦楽曲用に編曲していることを知り、早速購入。

グリーグの晩年の作品「スロッテル」から3曲をノルウェーの作曲家ソンメンフェルト(1919-94)が編曲したもの。「スロッテル」は、ハルダンゲル・フィドルで奏される民謡をグリーグがピアノ独奏用に編曲したものだそうだが、そんな原曲の素朴さ、楽しさがうまく残した管弦楽編曲となっている。「ノルウェー舞曲」はよく知られた作品だが、てっきりグリーグ自身の編曲かと思っていたが、ジットというプラハ生まれの指揮者による編曲。こう並べて聴いてみると、オーケストレーションが少し派手に聴こえなくもない。「ノールロークのための葬送行進曲」は、1866年に亡くなった若いノルウェーの作曲家を偲んで作曲された作品。原曲はまだ聴いたことがないが、力強さと慈しむような優しさをあわせもった力作。お目当てのトヴェイト編曲の「バラード」は、いかにもトヴェイトらしい繊細で力強いオーケストレーションが施されている。繰り返しの都度楽器を代えたりと多彩だが、原曲の重い雰囲気はうまく生かされたままになっている。「婚礼の行列」、「鐘の音」は、グリーグのよく知られたピアノ曲だが、特に後者の印象派を思い起こさせるような繊細なオーケストレーションは面白い。

エンゲセトとスコティッシュ・ナショナル管のコンビ、いまやナクソスの看板の一つであるかのような活躍ぶり。ここでも力強い管楽器を中心に万全の演奏を聴かせてくれる。

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