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サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲

Emi_0946_367661_2_6サン=サーンス ヴァイオリン協奏曲第1番~第3番 詩人とミューズ ヴァルス=カプリース ロマンス(op.48,op58) ハバネラ 演奏会用小品 序奏とロンド・カプリチオーソ アンダルシア奇想曲 「ノアの方舟」前奏曲
ヘルシャー(vn) デルヴォー指揮ニュー・フィルハーモニア管
EMI 0946 367661 2 6

EMIの5枚組協奏曲集の4枚目、5枚目にあたるもの(ジャケット画像は別リリース時のもの)。ヴァイオリンとオーケストラのための作品が集められている。

若い頃の作品である協奏曲第1番(1859)は、10分強の小品だが、冒頭の生き生きとした主題が印象的な勢いのある作品。第2番(1879)は、独創的な作品で、冒頭のヴァイオリンによる主題の提示のやり方も印象的だし、第2楽章ではハープの美しい伴奏が良い。第3番(1881)は大家の風格。いかにもサン・サーンスらしい南欧テイストも含め、代表作の一つ。可憐な第2楽章が好きだ。

詩人とミューズ(1910)は、ヴァイオリンとチェロの二重協奏曲の形をとる作品で、牧歌的な優しい雰囲気。そのほか、イザイ編曲の楽しいヴァルス=カプリース、耳に優しい綺麗なメロディの2曲のロマンス(1874)、通俗性と名技性のバランスの良い、ハバネラ(1874)、序奏とロンド・カプリチオーソ(1863)、演奏会用小品(1880)、スペイン情緒溢れるアンダルシア奇想曲(1904)、静謐な「ノアの方舟」(1874)と、サン・サーンスが残したヴァイオリンと管弦楽のための作品のほとんどが収められている。

ヘルシャーのヴァイオリンは、やや細身の音色で、テクニックの切れ味もそれほどではないが、伴奏ともども自然体の演奏がなかなか良いと思う。特に小品が良い。

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