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ティシチェンコの協奏曲

ティシチェンコ チェロ協奏曲第1番(独奏チェロと17管楽器、打楽器、ハーモニウムのための) ハープ協奏曲
ロストロポーヴィチ(vc) ブラジコフ指揮 レニングラード・フィル団員 ドンスカイヤ(hp) セーロフ指揮 レニングラード室内管

ティシチェンコの作品集。チェロ協奏曲は、ブリリアントのロストロ・ボックスに入っていたものと違う音源らしい。ロシア民謡の断片のような音型が徐々に展開していく抽象的な作品だが、しぼった編成による禁欲的な響きが面白く、なによりもロストロポーヴィチの気迫のこもった圧倒的なチェロの表現力には脱帽。

ハープ協奏曲は、5楽章形式、45分の大作。1979年の作品。曲はとても面白いのだが、真面目なのかふざけているのかよく分からない珍作。第1楽章は、ポツポツと協奏曲らしからぬ音の配置に終始するし、第2楽章のハープのすりあげるような音は変。第3楽章のカスタネットのしつこい後打ちには笑ってしまう他ない。第4楽章ではいきなりソプラノが加わり、もっともらしい雰囲気に変わり、第5楽章は、深刻な雰囲気になった後、えらく感動的に終わる。狐につままれたような感じだが、いかにもティシチェンコらしいと言えばそうかも。実はもの凄い傑作なのかも。

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