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ムジカ・ヴィテplaysノルディック・ミュージック vol.1

Biscd460ムジカ・ヴィテplaysノルディック・ミュージック vol.1
ヤーレン(ob) ライスキ指揮 ムジカ・ヴィテ
BIS CD460

最近、ナクソス・ミュージック・ライブラリーが重宝している。Naxosだけでなく、BISなど北欧勢も大々的に加わっている上、Chandosまで参加となって、まさに宝の山。ちょっと気になるのを聴いてみて、気に入ってしまうと、やっぱりCDが欲しくなって買ってしまうのが難点。このムジカ・ヴィテのアルバムもそうして見つけたものだ。

ムジカ・ヴィテは、スウェーデンのヴェクショーという大学の町を本拠地とする小さな弦楽合奏団。いかにも北欧の団体らしい透明感のある音色と、肩の力の抜けた音楽作りが魅力だ。このアルバムは、スウェーデン音楽の祖ルーマン合奏協奏曲(実質はオーボエ協奏曲)で幕を開ける。よく響くオーボエの音色が祝祭的な曲想にぴったり。続くシベリウス弦楽のためのロマンスで少し落ち着く。ムジカ・ヴィテは少し固いが丁寧な演奏。ラーション小セレナーデは、おそらくスウェーデンの弦楽合奏のジャンルでは最も親しまれている曲の一つだろう。生き生きとした楽しい演奏となっている。次は、ラウタヴァーラの作品1となっているペリマンニ(田舎楽士)達。不協和音を絶妙に織り込みながら、フィドル弾きの楽しげな雰囲気をユーモラスに表現した佳作。締めはカールステット弦楽のためのメタモルフィジ。これまでの作品とは少し違って、背筋がピンとなる。緊張感に満ちた重厚な響きの中で、民謡を基にした主題がドラマティックに展開していく美しい作品。初演者でもあるムジカ・ヴィテの演奏は、幅広い表現力を存分に生かした素晴らしい演奏で、このCDの白眉。

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