« タクタキシヴィリの交響曲 | Main | ルセのラモー »

オネゲルの交響曲全集~ボド

Supraphon_1115662オネゲル 交響曲第1番~第5番 交響的運動第1番「パシフィック231」 交響的運動第3番 テンペストのための前奏曲
ボド指揮 チェコ・フィル

先日聴いたオネゲルの室内楽曲集に感銘を受けて、この作曲家の代表作である交響曲をちゃんと聴いてみようとと思い、中古屋で購入。スプラフォン盤で、最近入手容易なクレスト盤より安いと思って買ったが、100円ほど高かった。それから、余白に収められた曲もクレスト盤とは少し違う。

オネゲルの絶対音楽は、凄くよく書けているのだろうけど、いまひとつメッセージ性が希薄で、それがメジャーになりきらない原因のように思う。交響曲第1番など、どの部分をとっても文句の無い出来(特に第2楽章の深々とした哀しみ)なのだけども、曲全体としてみた時、今ひとつ隔靴掻痒の感が否めない。有名な第3番は、この点、全編悲劇的なトーンで統一されており、また第2番は、とってつけたようになりがちな終楽章の聖歌への導入が奇跡的にうまくいった例であり、これらが比較的人気があるのもよく分かるし、久しぶりに聴いたが、やはり素晴らしい曲だと思う。第4番は、ややアイディア倒れの感(夏の牧歌くらいの長さで良かった?)。第5番は、見事なのだが、内面的で暗いので、何度も聴くような曲でもないか。…といったところが、交響曲を通しで聴いてみた感想。10年くらい前にデュトワ盤だったか、通しで聴いたときは、全く理解できず、すぐに手放してしまったが、今回は、かなりオネゲルの理解に近づいたような気がする。個人的には、よりマイナーな室内楽の方によりオネゲルの美質を感じるがどうだろう。

演奏は、定評あるもの。骨太の響きが、オネゲルのリズミックな音楽を力強く再現している名演奏。オネゲルの全集に関しては、いくつかの新録音も出ているようだが、手に入れて比較してみるのも面白そう。


|

« タクタキシヴィリの交響曲 | Main | ルセのラモー »

4 近現代(除・北欧、ロシア)」カテゴリの記事

Comments

I like it whenever people get together and share views. Great website, continue the good work!

Posted by: エロ動画アンテナサイト EROIZM ( エロイズム ) | May 10, 2015 06:37 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference オネゲルの交響曲全集~ボド:

« タクタキシヴィリの交響曲 | Main | ルセのラモー »