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ヴァインベルクのピアノ・トリオ

Haenssler_cd98491ヴァインベルク ピアノ三重奏曲 ヴェープリク 3つの民族舞曲 ショスタコーヴィチ ピアノ三重奏曲第2番
D.シトコヴェツキー(vn) ゲリンガス(vc) ネムツォフ(p)

ソ連・ユダヤがらみのピアノトリオ3曲を集めた好企画盤。

ヴァインベルクのピアノトリオは、1945年の作品。これもショスタコの2番(1944)の影響をもろに受けており、形式、規模ともに同曲によく似ている。もっとも中身は、かなりくせのあるヴァインベルク臭に満ちている。第1楽章は、華やかそうに始まるが、すぐに陰鬱ないつものヴァインベルク節に戻る。第2楽章は無窮動の激しい音楽。第3楽章は、エレジー風の緩徐楽章。かなり激しい感情の表出がある。第4楽章は、激しいテーマが中心で最大規模の楽章。第1楽章主題が戻ってくるところもショスタコの曲の同じ。優れた作品だとは思うが、ややとっつきにくい。

ヴェープリク(1899-1958)もヴァインベルクと同じくユダヤ人でソ連で活動した人。迫害も受けた不遇の生涯だったらしい。もっともショスタコも認める才能の持ち主でもあったらしく、ここに収められた作品は、5分ほどの小品であるが、センスの良いユダヤの民族舞曲の楽しい編曲作品となっている。

ショスタコーヴィチ作品は、いわずと知れた名曲。ユダヤ人の友人ソレルチンスキーの追悼作品で、ユダヤの影響が色濃い作品とされている。この曲のメロディは、ロシア人が聴けばすぐに「ユダヤ風」と分かるらしい。私には、分かったような、分からないような。

演奏者3人はいずれも高名なソ連系のユダヤ人。これらの作品の演奏には、使命感をもって臨んでいることだろう。少しピアノが弱い気もするが、熱い情熱を内に秘めた丁寧な演奏で好感が持てる。

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「7 ロシア(近現代)」カテゴリの記事

Comments

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Posted by: staircase parts defined | March 03, 2015 at 02:30 PM

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Tracked on August 21, 2006 at 11:16 AM

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