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オネゲルの「ジャンヌ・ダルク」

Dg_proa37オネゲル 劇的オラトリオ「火刑台の上のジャンヌ・ダルク」
小澤征爾指揮 フランス国立管弦楽団 同合唱団

タワー・レコードの「ヴィンテージ・コレクション」シリーズの1枚。

オネゲルの代表作の一つとされるこの曲だが、聴くのは初めて。オネゲルについては、交響曲などで難解なイメージがあるのだが、この曲を聴いて思ったのは、この人の音楽は劇場向きなんだな、ということ。いつもは複雑で小難しい印象のあるオネゲルの語法が、この曲の中では、何の違和感もなく、自然で生き生きとしている。火刑台の上でジャンヌが一生を回顧し昇天するという筋であるが、聖と俗、さまざまなスタイルの音楽、そして高度な作曲技法を折り込みながら、息もつかせぬ展開で一気に聴かせる。まさに傑作オラトリオである。小澤の指揮も、スコアの隅々まで見通しのよいもので、音楽の力がそのまま伝わってくる見事なもの。

全文日本語対訳と詳しい解説付で1000円。これ以上のお買い得もないだろう。

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