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ロジェストヴェンスキーのロンドン・ライヴ

Bbc_legends_bbcl4184プロコフィエフ 交響曲第5番 「タイボルトの死」 ブリテン 青少年のための管弦楽入門
ロジェストヴェンスキー指揮 レニングラード・フィル

だいぶ前に一度出た音源で入手し損なっていたものだが、めでたく再発で早速入手。

まず、メインのプロコフィエフの5番だが、この曲の理想的な再現といっていいだろう。プロコというと、どうもその精神性?に欠けるためか、特に交響曲の分野においては後輩のショスタコの大きく水をあけられた感があり、かつては代表作の一つと言われたこの5番の交響曲も、どうも演奏頻度も下降気味のように思う。しかし、これほど近代オーケストラの魅力を体感できる曲もないわけで、これが忘れられるのは勿体なさ過ぎる。第1楽章の終結部の大音量場面など、もし自分が指揮者だとすれば、一番気持ちのいい場面の一つだろう。ロジェヴェンは、1971年のレニングラード・フィルという史上最強のオケを存分に駆使して、本当にスカッとする演奏をしてくれている。2楽章、4楽章の跳ねるようなリズム感とオケを限界まで追い込んでいくアッチェルランドは、スリリングという他ないし、実は3楽章など、複雑なオーケストレーションを絶妙なバランスで処理しており、これも聴きもの。最後に強烈なブラボーと拍手の嵐があるが、この時の聴衆は本当に楽しかっただろう。少しモコモコした録音は残念だが、芸人ロジェヴェンの美質が最大限に発揮された名演。

ブリテンは、1960年のモノラル録音で、録音状態の悪さが耳に付き、いまひとつの印象。この時のアンコールが「タイボルトの死」なのだが、この曲をアンコールに持ってくることからも分かるように、速引き選手権と化しており、前半の弦楽器のアンサンブルは強烈。後半の金管も強靭だが、トランペットの最高音が突き抜けてこないのがちょっと残念(個人的に、いまのところの最強はアンチェルのスタジオ盤かな。もっと凄いのがあったら教えてください)。

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Comments

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