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ムラヴィンスキーのリハーサル2

Altus_alt127ムラヴィンスキーのリハーサル
チャイコフスキー 交響曲第5番 ショスタコーヴィチ 交響曲第5番 交響曲第6番(第2、第3楽章) グリンカ 「ルスランとリュドミラ」序曲 リャードフ バーバ・ヤガー プロコフィエフ 「ロメオとジュリエット」第2組曲
ムラヴィンスキー指揮 レニングラード・フィル

ロシア音楽編と称されているムラヴィンスキーのリハーサル集の第2弾。ドイツ音楽編と同じく、73年のリハーサルがCD6枚にわたり収録されている。

さすがに、リハーサルを全部聴き通すのは疲れた。チャイコフスキーの5番、ショスタコーヴィチの5番と言えば、このコンビの最も得意なレパートリーであり、毎年のように演奏しているはずで、指揮者もオケも、作品を熟知しているはずだが、それでも1週間かけて細かい練習をしていく。私にとっては完璧としか思えないムラヴィンスキーの演奏だが、リハーサルでは「この前はここがうまくいかなかった。」とか「この前はあそこはなかなか良かった。」などと言っており、ムラヴィンスキーにとっては、演奏のたびに反省点を見付け、毎回毎回修正を重ねていって音楽を作り上げているのであろう。とにかく「正確に」を要求する。ショスタコの6番で、1stトロンボーンが絞られているのは面白い。

後半は、ライブ録音が収められている。特筆すべきは、プロコフィエフであろう。初出の録音であるが、これまで出ていたものとは、段違いに音質が良い。ムラヴィンスキーは、この第2組曲を最晩年まで取り上げ続けているが、どうもこれまでの録音ではピンとこなかったが、今回の録音では、もの凄いダイナミズムと、弱音部の繊細な取扱いがよく分かり、ムラヴィンスキーの目指していた音楽がようやく聴こえてきた。

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