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フェドセーエフの展覧会とボリチャイ

PCCL-580ムソルグスキー(ラヴェル編) 展覧会の絵 ボリス・チャイコフスキー 主題と8つの変奏
フェドセーエフ指揮 モスクワ放送響

Canyonのフェドセーエフ・シリーズより。展覧会もボリチャイも、それぞれフェドセーエフの旧録を持っているので、購入をためらっていたが、目の前にあると思わずレジに持って行ってしまうのが悲しい性。

展覧会の絵の旧録音(1989年)は、名演として名高いもので、私も大好きな演奏だが、この新録音は、それとほとんど同時期の1993年の録音で、内容もほとんど同じ。遅めのテンポ設定で、低音に重点をおいて、全体をどちらかというとモノトーンに統一し、ラヴェルよりもムソルグスキーを感じさせる演奏。新録音は、旧録音の荒さが若干とれて繊細さが増しているが、キエフの大門のクライマックスでバスドラムを若干ずらすなどの解釈も共通している。 このオーケストラの管楽器のソロの豊かな表情は、いつ聴いても楽しい。

ボリチャイは、ドレスデンのシュターツカペレの創立425年を記念して作曲された1974年の作品。これまで、コンドラシン盤とフェドセーエフ盤(relief)があり、分かりやすさも相俟って、ボリチャイの曲の中ではよく知られている方ではないだろうか。題名の通り、主題と変奏曲で構成される20分弱の曲。主題は、捉えずらいが、変奏曲の性格がはっきり異なるので、分かりやすい。中期の作品だが、後期を思わせるような響きも顔を出す。relief盤と比較すると、relief盤が大らかな感じがするのに対し、こちらはより精密さが感じされる。録音状態が断然こちらの方がよいことを考えると、どちらかというとこちらがおすすめか。

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