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タチアナ・セルゲーエワ

セルゲーエワ コンチェルト(ヴァイオリン、ピアノ、ハープシコード、オルガンのための) チェレドニチェンコの詩に基づく歌曲 ダフネ(サクソフォン、チェロ、オルガンのためのトリオ) ピアノ協奏曲第2番
セルゲーエワ(p,hd,og) インゴリンスキー(vn,p) ゴレリク=オレニナ(ms) ヴォルコフ(sax) トンハ(vc) リス指揮 ウラル・フィル

Bohemeのタチアナ・セルゲーエワの作品集。1951年生まれの女流作曲家。ピアノ、チェンバロ、オルガンも作曲家の余技以上に弾きこなすマルチぶりである(確かピアニストとしてのアルバムもあったはず)。

まず、コンチェルト。雰囲気としては、シュニトケの非シリアス系作品に近いか。基本的にヴァイオリンと鍵盤楽器のデュオで、鍵盤楽器奏者、すなわちここでは作曲者自身が、ピアノとハープシコードとオルガンを行ったりきたりすることになる。終わりの方では、ヴァイオリニストがヴァイオリンを置いて、ピアノを弾くことになり、そこではピアノとオルガンのデュオとなる。セルゲーエワおばさん、写真で見る限り、体重3桁ではないだろうかと思われるほどのふくよかな身体で、舞台に並べられた楽器の間を走り回っているのを想像するだけでも面白い。もちろん、音楽も非常に面白いので、是非お試しを。

次の歌曲集も面白い。3曲からなる小品だが、かなり前衛的と思われる技法を用いていながら、それを面白がっている風に自在に用いているのが楽しい。

ダフネは、ギリシャ神話に基づく10分ほどの作品。これもオルガンの多彩な響き、チェロのグリッサンド、テナーサックスのフリージャズを思い起こさせる自由な響きなど、やりたい放題の作品。終わりの方でばちゃばちゃ音がするが、チェロを手で叩いている音か?

この中で今ひとつなのはピアノ協奏曲。15分ほどの短い作品であるのだが、ややうるさいだけで終わっているような感じ。

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