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ハチャトゥリアンの協奏曲集

img6tハチャトゥリアン チェロ協奏曲 ヴァイオリン協奏曲
シュタインバッハー(vn) ミュラー=ショット(vc) オラモ指揮 バーミンガム市響

ドイツの若手ソリストをフィーチャーしたOrfeoの少し前の新譜。なぜか、ハチャトゥリアン。

チェロ協奏曲は、はじめて聴く曲だが、なぜ無名なのか不思議なくらい良い曲。構成の面だけで言えば、ヴァイオリン協奏曲やピアノ協奏曲と同工異曲ではあるのだが、しみじみとした内省的な主題、引き締まった展開など、他の2曲と比べても、数段上のように思う。世の中のチェリストは、ハチャだからと馬鹿にしないで、もっと取り上げるべき。

ミュラー=ショットは、1976年生まれ。この人は、相当大物になるのではないか。柔らかくしなやかな音色を軽々と使いこなし、かつスケール感も十分。表現も自信に満ちあふれたもので、この曲の再現としてこれ以上は望めないのではないかと思うほどの出来。伴奏のオラモも十全のサポート。今後、要注目だ。

ヴァイオリン協奏曲は、「剣の舞」系のライト・クラシックの旗色が悪い今日では、もしかしたらハチャトゥリアンの作品の中ではもっとも演奏頻度が高いかもしれない。録音も数多いが、ドイツの若手女流シュタインバッハーは、これといったアピールが出来ていないと思う。第1楽章の第2主題などなかなか美しいし、それなりに上手に弾いていると思うのだが、もう一歩何かほしいところ。

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