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カムのベルワルド1

4945604530514ベルワルド 交響曲第1番「厳粛な」 交響曲第2番「気まぐれな」 歌劇「エストレラ・レ・ソリア」序曲
カム指揮 ヘルシンボリ響

ヘルシンボリ響の首席ホルン奏者のリサイタル盤を試聴させていただいたところ、とても上手だった。そういえば、ヘルシンボリ響と言えば、ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲でも、やたら上手いトランペット奏者がいた(Danacord盤、マルシェフのピアノ)覚えがあり、このオケ、相当ハイレベルなのではと考え、このオケの録音を探したところ、カムとベルワルドをNaxosに録音していることが判明したので、入手した次第。

母国スウェーデン以外でも、ベルワルドの知名度も大分上がってきているようだが、それでもまだまだ知られざる作曲家の部類か。時代的にはロマン派に属するが、音楽は感情的というよりも古典的な均整美を重視しているようで、メンデルスゾーンの交響曲あたりが、比較的近いところだと思う。ただ、このベルワルド、いろいろと工夫するのが好きなようで、曲のどの部分も手の込んだ仕掛けがある。このあたりは、ハイドンを感じさせる。ただ、この仕掛けをうまく整理しないと、ごちゃごちゃとした変な曲になってしまうので、演奏者の力量が問われるところ。

カムの演奏は、引き締まったテンポで、オケの響きを流麗に整理した快演。期待のヘルシンボリ交響楽団は、やはりハイレベル。金管楽器があまり前面に出てこないが、トランペットの輝かしい響きなど、オケの音色だけ聴いていても満足。北欧の地方オケのレベルの高さは驚異的だ。

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