« サヴァールのボッケリーニ | Main | ロストロボックス8 »

ヴィレーンの劇音楽

41ヴィレーン ロマンティック組曲 フルート小協奏曲 バレエ音楽「舞台の上の位置について」
ベングストン(fl) カーペ指揮 ダーラ・シンフォニエッタ

スウェーデンのnosagというレーベルの、ヴィレーンの作品集。

まずは、ロマンティック組曲。シェイクスピアの「ヴェニスの商人」のための劇付随音楽を組曲にまとめたもの。1分から3分程度の短い曲5曲から構成されているが、どれも簡素でかつ詩情たっぷりの佳品。この手の曲、ヴィレーンは得意だったようで、舞台音楽の作品がかなりあるらしい。

「舞台の上の位置について」というバレエ音楽も、簡素でユーモラスな曲で構成されていて、とても親しみやすい。軽快な作品で、ヴィレーンの筆致の見事さを堪能できる。

これに対して、フルートと小オーケストラのためのコンチェルティーノは、ヴィレーンのもう一つの一面である厳格さが表に出た作品。協奏曲という性格から、多少力が抜けているところはあるが、短い動機を構成していくのは、カルテットや交響曲と同じ手法。ちなみに、これはヴィレーンの最後の作品らしい。

演奏は、どの曲もとても素晴らしい。小編成ならではの機動力を生かした細かい表情付けとセンス抜群のテンポ。あまり知られていない団体だが、相当の実力派だ。

|

« サヴァールのボッケリーニ | Main | ロストロボックス8 »

5 北欧」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference ヴィレーンの劇音楽:

« サヴァールのボッケリーニ | Main | ロストロボックス8 »