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ロストロのボリス・チャイコフスキー

mel_cd_tnボリス・チャイコフスキー チェロ・ソナタ 歌曲集「プーシキンの詩集」 チェロと室内アンサンブルのためのパルティータ
ロストロポーヴィチ(vc) ヴィシネフスカヤ(s) ボリス・チャイコフスキー(p,chem) デジューヒン(p) ホヴォフ(エレクトリック・ギター) ゴディン、マミコ(Per)

メロディアがボリス・チャイコフスキーの旧録音を復活してくれた。今後もこの流れが続いてくれることを期待。

まずは、録音も多いチェロ・ソナタ。ロストロと作曲者によるライヴ録音。正攻法のまじめな演奏で、曲の本質を素直に伝えてくれる。個人的には録音の面も含めルーディン盤に軍配をあげたいが、貴重な記録であることは間違いない。

プーシキンの詩は、1972年の作品。ヴィシネフスカヤの美しくかつ力強いソプラノが聴きもの。ピアノ伴奏は、最低限の少ない音符で曲を形作る。

パルティータは、チェロをピアノ、エレキギター、チェンバロ、打楽器の伴奏で支える不思議な編成の作品。1966年の作品。エレキギターが入っていることに驚くが、たまにチロチロと静かにつま弾かれるだけで、はっきり言ってあまり活躍しない。実験的な雰囲気の濃い静謐な作品で、ロック調のようなものを期待すると裏切られる。伴奏の楽器の特徴的な音色が織りなす不思議な雰囲気がおもしろい。チェロは終始、弱音・高音を強いられており、独奏楽器というよりも全体の中の一つといった扱い。

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