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ボリチャイのピアノ曲集

TROY749ボリス・チャイコフスキー ピアノ・ソナタ第1番 第2番 子供のための8つの小品 自然旋法 ペンタトニカ ソナチナ
ソロヴィエワ(p)

Albanyのボリチャイ・エディション第2弾。ピアノ作品集である。

ボリチャイは自身のピアノの腕は大変優れていたが、ピアノ作品はそれほど多くない。ピアノ・ソナタ1番は、学生時代の1944年の作品。なかなか情熱的な作品である。ショスタコ、プロコあたりの影響が濃厚。ピアノ・ソナタ第2番は、1952年の作品。ただし、作曲者は出来栄えに満足していなかったらしく、発表しないまま、死後の1997年になって初演されたというもの。この時期のボリチャイらしく、古典的な構成。響きはショスタコの2番のソナタを思い起こさせる。子供のための8つの小品も、1952年作曲。1分程度の単純な曲集。

ペンタトニカ、自然旋法(Natural Modes)は、ともに1993年の晩年の作品。ペンタトニカは6曲、自然旋法は7曲、いずれも1曲30秒ほどの小品集。これらも子供のために書かれた作品だが、その単純で透明な響きは、この人の晩年の作風でもある。最後に1946年に書かれたソナチナが収録されている。

作品は、それほどピアニスティックではない。ピアノはピアニスト並みに弾けるが、作品はあまり書いてないという点はショスタコに似ている。なかなか興味深いアルバム。

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Comments

ボリス・チャイコフスキー、リリース・ラッシュですね。
来月には「ピアノ協奏曲」などを収録したディスクと、
「交響曲第2番(フェドセーエフ指揮)ほか」が出ますね。
第2交響曲はコンドラシン盤を愛聴してきたので、
フェドセーエフがどんな演奏をしているのか楽しみです。

Posted by: 木曽 | November 27, 2005 10:38 AM

そうですね。Albanyのシリーズも、ボリス・チャイコフスキー・エディションと銘打っているからには、第2弾までということもないでしょうし、最近の本家メロディアの復刻の動きも注目。フェドセーエフ盤は、交響曲第4番(ハープ付)も楽しみですね。

Posted by: ぼりす | November 27, 2005 01:56 PM

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