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ラトルのブリテン

724355804921ブリテン イリュミナシオン セレナーデ ノクターン
ボストリッジ(T) ラトル指揮 ベルリン・フィル

EMIのラトルの新譜。お目当ては「セレナーデ」のバボラクのホルン。

ボストリッジというテノール、随分と評判が高いが、私もとても気に入った。柔らかい声が特徴的で、表現力がある。声楽には疎い私だが、この人の歌はもう少し聴いてみたいかも。

ラトルとベルリン・フィルだが、究極ともいうべき弦楽合奏を聴かせてくれる。個々の奏者の腕がいいのは当然として、弦楽合奏の可能性を最大限に追求したかのようなブリテンのスコア、そしてラトルもこの作曲家には特別の思い入れがあるのだろう、すべてを読みきったかのような的確な響き。ちょっと大げさ、という向きもあるかもしれないが、ベルリン・フィルの表現力には脱帽。

バボラクのホルンだが、透明感のある音色で達者なところを聴かせてくれる。「セレナーデ」では、ホルンばかりに耳が行ってしまう私にとっては、もう少し思い切った表現をしてくれても、と思わない部分がないわけではないが、この曲の主役はテノールなのだから、バボラクの「大人の表現」を評価するべきなのだろう。

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