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ルーディンのボリ・チャイ

modern_russianボリス・チャイコフスキー チェロ・ソナタ
クリモフ 無伴奏チェロ組曲
プロクディン チェロとピアノのための2つの前奏曲
プラッソロワ チェロとピアノのための二重奏曲
ゴロヴィン 無伴奏チェロのための悲歌

ルーディン(Vc) ブティル、プロクディン、プラッソロワ(P)

Modern Russian Works for Celloと題されたこのアルバム、ルーディンがボリチャイのソナタを弾いているということで探し回っていたがようやく入手できた。

まずは、お目当てのボリチャイのソナタ。掛け値なしの名演である。チェロもピアノもスケールが大きい。スケールの大きさにも関わらず、繊細な味わいにも欠けるところはない。第1楽章、古典的なソナタ形式の展開部のショスタコ張りの手に汗握る盛り上がり、そして再現部における優しい歌。感涙ものである。第2楽章の変奏曲風の緩徐楽章の悲しい歌も気品とスケールの大きさを兼ね備える。第3楽章の冒頭の高音も美しいし、その後の細かい動機のまとめ上げ方も、申し分ない。

ちょっと興奮してしまったが、ボリチャイ以外も、いずれも素晴らしい作品。この中では、ゴロヴィン(1950-)が年長。そういえば、ゴロヴィンは、ルディンのミャスコフスキーで、指揮を担当していた。グネーシン音楽院で最晩年のボリチャイとゴロヴィンが教鞭をとっていたころの生徒が、クリモフ(1970-)、プロクディン(1970-)、プラッソロワ(1970-)の3人という関係。そのせいか、これらの作品には、ボリチャイ作品も含めて、共通した空気が感じられる。いずれも音楽に対する真摯な姿勢が好ましい。これまたルーディンの真摯なチェロの音色で、曲が最大限に生かされている。ロシアの現代の作曲家というと、何か奇をてらったような感じの曲を書く人が有名になることが多いような気もするが、このアルバムに収録された作曲家達のように、真面目なショスタコ・ボリチャイ路線の伝統もきちんと受け継がれているのだなと感じた。

今年買ったCDの中でも、指折りの一枚になること間違いない。

なお、Rudinですが、「ルーディン」の表記が一般的なようですので、これまでの「ルディン」から変更します。そういえば、ツルゲーネフの「ルージン」という小説を大昔読んだことを思い出したが、これもRudinかな?

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Comments

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Posted by: harga Sony Xperia Z3v | December 12, 2014 10:37 AM

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Posted by: Aplikasi Edit Foto Windows | January 29, 2015 02:23 PM

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