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サン・サーンスのピアノと管楽器のための作品集2

32062サン・サーンス ピアノと管楽器のための作品集
コレギウム・ムジクム・ソリスツ

2枚目は、晩年の木管ソナタ3部作を中心とした選曲。

オドレットop162 (フルートのための)
オーボエソナタop166
クラリネットソナタop167
バスーンソナタop168
七重奏曲op65

期待通り、3つの木管楽器のためのソナタは、傑作と言われるにふさわしい曲だ。シンプルでありながら、独創的な主題。ピアノが無駄のない、必要十分な響きでソロを支え、またそれゆえに重要な役割を果たす。オーボエ・ソナタは、第2楽章で、オーボエがソロをとる牧歌的な歌、それに続く流れるような旋律がとりわけ印象的。10分弱の小品だが、素敵な作品だ。バスーン・ソナタは、何気なく始まる冒頭部分がなんとも気持ちいい(このCDのピアノの響きは絶妙!)。そしてこの曲の中心となる第3楽章モルト・アダージョ。優しい歌がドラマチックな展開をみせる。幅広い音域を効果的に用いた表現が魅力。七重奏曲は、トランペットに弦5、ピアノが加わる珍しい編成。トランペットの音色を存分に生かした祝祭的な気分の作品だ。

演奏は、いずれも優れたもの。ピアノの美しくバランスのよい響きは、この企画にぴったりである。管楽器の「手作りっぽさ」を感じさせるような響き、歌いまわしは、繊細さが要求されるこの作品群には、うってつけである。クラリネット・ソナタに関しても、どんな難所もいとも簡単に切り抜けるメイエ盤も凄いが、個人的にはこちらの語りかけてくるような演奏に軍配を上げたい。

この2枚組みのCD、実に素敵なアルバム。大推薦である。

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