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バッタリア1

abcd112-イタリアの初期バロック音楽集
バッタリア

この演奏をしている「バッタリア」は、フィンランドの古楽器グループ。北欧の古楽器グループと聞くと、なんとなくそれだけでわくわくしてしまう。バッタリアは、1989年に結成され、以来、北欧の古楽界を代表するグループとして活躍している。ALBAからいくつかのアルバムを出している。バッタリアというのは、音楽用語では「戦争を描写する音楽」という意味があるらしく、なんか物騒であるが、メンバーの写真を見る限り、とても優しそうである。ヴァイオリン2、ガンバ、テオルボ、チェンバロorオルガンが基本編成で、これにギター、ハープなどを必要に応じて加えるグループである。

このCDに収められているのは、イタリアの初期バロックのトリオ・ソナタを中心とする作品。5分前後の短い曲(曲によっては組曲からの抜粋もある)が、全部で14曲収められている。登場する作曲家は、以下の通り。

ジョヴァンニ・バッティスタ・ブオナメンテ (?-1642) 
ダリオ・カステッロ (17th Cent.) 
マウリツィオ・カッツァーティ (c.1620-1677) 
ジョヴァンニ・パオロ・チーマ (1570-1622) 
アルカンジェロ・コレッリ (1653-1713) 
アンドレア・ファルコニエリ (1585/86-1656) 
ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンターナ (?-1630) 
ジロラーモ・フレスコバルディ (1583-1643) 
ジョヴァンニ・バッティスタ・レグレンツィ (1620-1690) 
ビアジオ・マリーニ (c.1587-1663) 
タルクイニオ・メルーラ (1594/95-1665) 
サラモーネ・ロッシ (c.1570-1630) 
フランチェスコ・トゥリーニ (c.1589-1656) 
マルコ・ウッチェリーニ (c.1603-1680) 

私が聞いたことのある名前はコレッリくらい。他の作曲家は、この世界では有名なのか、この世界でも無名なのか、よく分からない。どちらかというと、コアな愛好家よりも、もう少し一般向けに作られたものだろうが、こうしたアルバムは、私のように古楽に興味を持ち始めたものにとって、非常にありがたい。どれもとても聴きやすい曲が集められている。演奏は、とてもバランスのよいもの。重くならず、また適度に力のあるリズム感が心地よい。2台のヴァイオリンの掛け合いも楽しい。じっくり聴いてもなかなか聴き応えがあるが、休日の朝になんとなく流しておくと、実にすがすがしい気分になれる。


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