« トヴェイトを聴く5 | Main | レニングラード現代音楽祭5 »

王宮のコンセール

7619986098401クープラン 王宮のコンセール
サヴァール(指揮、ガンバ) ル・コンセール・デ・ナシオン

私にとっては未知の分野なのだが、先日のビーバーやバッハが気に入ってしまい、ちょっと古めの曲もぼちぼち手を出してみようとアンテナを張っていたところ、引っかかったのがこれ。

クープランは、ラヴェルの「クープランの墓」でしか知らないというお恥ずかしい状態だったが、1688年~1733年を生きたフランスの後期バロック時代を代表する巨匠。クラヴザンの演奏、教育でならした人で、ルイ王室に長年仕えた人。この王宮のコンセールは、代表作。なお、バロックやクープランについてまとまっているのは、MABさんの資料室

全体は、4部からなっていて、1部あたり5曲から7曲の短い曲で構成されている。
もともと楽器編成が指定されているわけではなさそうである。基本的には2声の音楽のようだ。サヴァールは、曲によって、3人から8人と自在に使い分けており、多彩な響きを聴かせてくれる。1部はオーボエ、2部はサヴァール自身のガンバ、3部、4部はフルートが軸になっているかな、という印象。

このあたりの音楽を聴くのは、ほとんど初めてであるが、とても気持ちがいい。古楽器独特の柔らかい音色、くせになりそうである。これにギター(?)の音色が絡んでくると、もうたまらない。ブックレットの中に、それぞれの部の第1曲の楽譜の写真があって、ちょっと小さいが十分に読める。本当に小さな楽譜なのだが、なるほど、古楽の演奏家達は、このような楽譜から音を現実化する作業をしているのか、と感心した。面白そうであるし、腕に自信のある奏者ならやってみたいと思わずにいられないだろう。このCD、その最高の成果の一つだと思う。

歌ものを敬遠気味な私にとって、古楽は近づきにくいジャンルであったが、かなり相性がよさそうだ。古楽の器楽ものでめぼしいものがあったら、今後注目していきたい。

|

« トヴェイトを聴く5 | Main | レニングラード現代音楽祭5 »

1 古楽」カテゴリの記事

Comments

Can you tell us more about this? I'd want to find out some additional information.

Posted by: QQ288 Situs Bandar Taruhan Judi Online Terbesar | March 10, 2015 05:37 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 王宮のコンセール:

« トヴェイトを聴く5 | Main | レニングラード現代音楽祭5 »