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モーツァルトの自動オルガンのための幻想曲

4006408493686モーツァルト 自動オルガンのための幻想曲
ヴェーグ指揮 カメラータ・アカデミカ

ヴェーグの9枚目。あと1枚でやっと全部聴き終える、というより、あと1枚しかないのか、という気持ちになる。もっともっと聴きたい。何故、ポストホルンとかグランパルティータあたりが入っていないのか。是非どこかから発掘して欲しい。

さて、9枚目で戦慄を覚えたのが、この「自動オルガンのための幻想曲」である。KV608の最晩年の作品だが、この頃のモーツァルトは神懸かっているとしかいう他ない。厳格なフーガを中心とするこの曲、わずか12分程度の曲であるが、その高貴な響き、複雑でありながら無駄のない音楽、一発で参ってしまった。
題名が示す通り、「自動オルガン」のための曲。よく分からないがゼンマイ仕掛けのようなオルガンだろうか。そのようなもののために何をこんなに力を入れたのか、と疑問はあるが、素晴らしい作品が残ったということを幸運と思うべきであろう。

この録音は、弦楽合奏のために編曲されたものの録音。このマイナー曲がこのボックスセットに入っているということは、おそらくヴェーグが強く録音を希望したのだろう。この手の音楽には滅法強いヴェーグがその実力をいかんなく発揮している。各声部の描き分け方など、もはや世界遺産に指定してもらいたいくらいである。

併録は、セレナード第4番KV203といくつかの舞曲。KV203は、カントロフのすっきり爽やかな録音を持っているが、ヴェーグはしっかりびっちり、といったところか。

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