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スークのアスラエル交響曲

761203700127スーク アスラエル交響曲
ペトレンコ指揮ベルリンコーミッシェオーパー管

スークと言えば、名ヴァイオリニストの祖父だとか、
ドヴォルザークの娘婿とか、周辺のみが有名な作曲家の代表。
作品も聴いてみたいと思っていたところ、
cpoから新録音が出たので購入。

「アスラエル」とは死者の霊に付き添う天使。
1904年に義父ドヴォルザーク、翌年に妻を亡くす中、
1906年に完成。
表題に込めた意味は言わずもがなである。

全く初めて聴く作曲家の作品であるが、
音響はリヒャルト・シュトラウスあたりを思い起こさせる
後期ロマン派の響き。
言うまでもなくチェコの作曲家であるが、
民族的な調べは全くない。
5楽章の大規模な作品であり、
全編を哀しくも美しいテーマが彩る。
リヒャルトのような嘘っぽさは皆無で、
実に素晴らしい曲。
録音が少ないのが不思議である。

演奏は、キリル・ペトレンコとその手兵。
2002年のライブ録音である。
まだ30代の若い指揮者であるが、
もの凄いオーケストラドライブで、
近いうちに大物になるであろうことは疑いようがない。
この曲についても、
これ以上の再現はないと思わせるほどの
説得力ある演奏。
複雑なスコアの読み解き方、
音楽の流れを締める強いアクセント、
一流とはいえないオケを完全燃焼させている。
これから要注目の指揮者だ。

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Comments

Way cool! Some very valid points! I appreciate you penning this write-up and the rest of the website is also very good.

Posted by: Taxi Westwood | March 19, 2015 03:57 AM

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