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ルディンのミャスコフスキー

ミャスコフスキー チェロ・ソナタ第1番、第2番 チェロ協奏曲
ルディン(Vc)ギンスブルク(p)ゴロヴィン指揮ムジカ・ヴィヴァ管

CelloClassicsというレーベルの新譜。
ルディンは、つい最近、ハイペリオンのボリス・チャイコフスキーで
手兵ムジカ・ヴィヴァとともにいい演奏をしていた人。
有能なチェリストでもあるとのことで、
ミャスコフスキーの録音を発見し、早速購入。

これは、とてもいい。
まず、ミャスのチェロ作品を1枚に収めていてお得。
そして、作品。
いずれも、「これがチェロの魅力だ!」という歌に満ちあふれている。
最後に、演奏。
ルディン、凄くいい。落ち着いた音色と、納得の歌い回し。
それぞれの伴奏も、完璧なサポートだ。

チェロ・ソナタ第1番は、音楽院を卒業したばかりの頃の
若き日の傑作。
難しいことを言わずに、冒頭のテーマに酔ってしまえば、
あとは夢心地である。
チェロのふくよかな音色が存分に生かされている。
チェロ・ソナタ第2番は、最晩年の作品。
この作品はあまりにロシアロマン王道路線のため、
評価が分かれるかも知れないが、
私は繊細で美しい歌に溢れた佳品だと思う。
チェロ協奏曲は、代表作の一つで録音も多い。
この演奏では、バックが室内オケなのが特徴だが、
ややモコモコしがちなミャスの響きがくっきりしていて
大成功だと思う。

ルディンのチェロは、美感にもスケールにも歌心にも
不足なく、これまでのこれらの曲の録音の中でも
最高の録音といっていいと思う。
ミャスをはじめて聴くという人にもおすすめしたい
ミャスの魅力のいっぱい詰まった一枚。

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