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シベリウスの劇音楽集

CKD-220シベリウス ペレアスとメリザンド組曲 悲しきワルツ ベシャザールの饗宴組曲 テンペスト第2組曲 アンダンテ・フェスティーヴォ
スヴェンセン指揮スコットランド室内管

LINNの新譜である。
このコンビ、少し前に出たメンデルスゾーンのスコッチのCDが
実に爽やかな演奏で注目している。
スヴェンセンというとヴァイオリニストとしても有名だが、
最近は指揮活動がメインのようである。
本人のHPも綺麗だが、内容的にはこのインタビューが面白い。
実はこの人ディレイ門下なのだが、パールマンとか嫌いみたい。
英語だけど、興味ある人はのぞいてみて。

シベリウスはオペラは書いていないものの
劇音楽は結構な量を書いている。
ただ、私には、この「劇音楽」というのが
どういう状況で演奏されるのか、よく分からない。
オペラみたいに上演されるのか?
オケピットのない普通の劇場じゃオケは入らないし。

それはそうと、このCDは、小編成の室内オケで
シベリウスの劇音楽を集めた、
おそらくこれまであまり例のないCD。
演奏は、小編成の利点を生かした、実に繊細な内容。
ペレアスは、実に透明感に溢れた静かな演奏。
ベシャジャールは、冒頭のドンシャンばかりが印象に残る
演奏が多いなか、2曲目、3曲目の深さを感じさせてくれた。
テンペストは、密かにシベリウスの最高傑作なのではないか
と思っているのであるが、全曲にはヴァンスカ盤という
決定盤があるものの、組曲にはこれといった録音が
なかった。これはその欲求を埋めてくれる優れた演奏。
アンダンテ・フェスティーヴォは、過度な思い入れを排した
爽やかな演奏。快速テンポでスムーズに音が運ばれる。
この行き方では理想的といってもいい。
欲を言えば、オケの管楽器の音色が
少し暖かすぎるかな、という気もするが、
まあ、それは贅沢というもの。

実は、シベリウスの劇音楽は、組曲化に向いていない
のではないか、と思っているのだけど、
そんなこともないかな、と思わせてくれた1枚であった。

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5 北欧」カテゴリの記事

Comments

たびたび、おじゃまします。スヴェンセンのスコットランド、とても好きな演奏です。シベリウスの作品集も聴いてみたくなりました。すみません、リンクさせていただいていいですか?よろしくお願いします。

Posted by: phoebe | December 03, 2004 10:52 PM

返事が遅くなってすいません。
コメントなどついたことがないものですから、
見過ごしてました。
見ての通り、ほとんど私の備忘録みたいなものですし、
いつまで続けられるかも自信がないのですが、
それでもよろしければリンクをお願いします。

Posted by: ぼりす | December 07, 2004 09:25 AM

どうも、ありがとうございます。
ここんとこ、自分ちのブログの編集画面が出てこなくって困ってますが・・(^^;)。リンクさせていただきます。

Posted by: phoebe | December 10, 2004 12:25 PM

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