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セーヴェルーの交響曲他

セーヴェルー 悲しみの交響曲(交響曲第6番) オーボエ協奏曲  詩篇(交響曲第7番)
アネルセン指揮 ベルゲン・フィル  ヤンソンス指揮 オスロ・フィル

 セーヴェルーもノルウェーの20世紀を代表する作曲家。
 トヴェイトやクヴァンダルと比べて、よりアカデミックな感じがする。
 これまで、ミネソタ交響曲(交響曲第8番)とチェロ協奏曲を
 カップリングしたBISのCDを聴いたことがあるのだが、
 理屈っぽい感じに今ひとつピンと来なかった。

 今回聴いたのは、AURORAから出ているCD。
 代表作とされる「戦争交響曲」(5番~7番)のうちの2曲と
 オーボエ協奏曲が収録されている。

 悲しみの交響曲は、ナチス占領下で作曲された作品で、
 レジスタンスで死んだ友人に捧げられているとのこと。
 全編を重苦しい雰囲気が包み込んでいるが、
 音楽の核となる主題がはっきりとしていおり、
 分かりにくい感じはない。
 20分弱をものすごい緊張感で聴かせてくれる傑作。

 詩篇は、終戦の年に作られた作品。
 悲しみの交響曲と同様の規模の作品だが、
 より優しい、祈りのような感じが全体を統一する。
 中間部の大規模なフーガの展開は見事というほかない。
 これももの凄い力を持った作品で、
 例えばショスタコの8番あたりと並べても遜色ない。

 オーボエ協奏曲は、もう少し若い頃の作品だが、
 これも傑作らしいのだが、私にはピンと来ない。
 以前のBISのCDと同じ印象を受ける。
 細かい動機を繰り返し発展させていく手法なのだが、
 頭でっかちのような気がする。

 オーボエ協奏曲のような路線が
 セーヴェルーの本来の持ち味で、
 戦争交響曲路線は特殊なのかもしれないが、
 この2曲の交響曲には深く感銘を受けた。 

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